我が家は築30年の一戸建てで、リビングとダイニング、そして水回りの老朽化が気になっていました。特に、水漏れの心配があった浴室と、使い勝手の悪くなったキッチンは喫緊の課題でした。家全体を新しくしたい気持ちはありましたが、予算は500万円と決めていたため、どこまでできるのか不安でした。いくつかのリフォーム業者に見積もりを依頼したところ、A社が予算内で私たちの要望を最大限に叶えるための現実的な提案をしてくれました。A社の担当者は、まず水回りの優先順位を明確にし、浴室とキッチン、そしてトイレを標準グレードの新しい設備に交換することを提案。内装はリビングとダイニングの壁紙と床材を張り替え、子供部屋は壁紙のみ、他の部屋は最低限の補修に留めるという計画でした。外装は予算の都合上、今回は見送ることになりました。工事は、まず古い設備と内装の撤去から始まり、約3週間の工期で行われました。職人さんたちは非常に手際が良く、特に浴室とキッチンの設備が新しくなった時は、その快適さに家族全員で感動しました。以前の浴室は冬場が寒かったのですが、新しいユニットバスは保温性が高く、温かいお風呂にゆったりと浸かれるようになりました。キッチンも、収納が増えて使いやすくなり、料理の時間が楽しくなりました。リビングとダイニングの壁紙と床材も新しくなり、部屋全体の印象が劇的に明るく清潔感のあるものに変わりました。古いフローリングのきしみも解消され、足元が安定し、日々の生活が格段に快適になったことを実感しています。子供部屋の壁紙も、子供が選んだ明るい色になったことで、部屋で過ごす時間がより楽しくなったようです。500万円という限られた予算ではありましたが、今回のリフォームで、生活に直結する部分が大きく改善され、住まい全体がまるで生まれ変わったような快適さを得られました。もちろん、予算の都合で諦めた部分もありましたが、優先順位を明確にし、プロの適切なアドバイスを聞き入れたことで、私たち家族にとって最も重要な部分を改善できたと心から満足しています。このリフォームを通じて、古い家でも適切な手を加えることで、長く快適に住み続けられるということを実感しました。
500万円フルリフォームの体験談