網戸とサッシの間にできた隙間を手軽に塞ぐことができるアイテムとして、隙間テープは非常に有効です。しかし、ホームセンターの売り場に行くと、素材や形状、厚みが異なる多種多様な商品が並んでおり、どれを選べばよいか迷ってしまうことも少なくありません。適切な製品を選ばないと、隙間がうまく塞がらなかったり、網戸の開閉に支障をきたしたりと、かえってストレスを増やすことにもなりかねません。隙間テープ選びで失敗しないためのコツは、まず隙間の場所と大きさを正確に把握することです。テープには大きく分けて、クッション性のあるスポンジタイプと、ブラシのような毛が密集したモヘアタイプの二種類があります。スポンジタイプは、厚みがあり復元力が高いため、比較的大きな隙間や凹凸のある面に適しています。例えば、網戸を閉めた時に固定される側の縦フレームとサッシの間など、動きの少ない部分の隙間を埋めるのに向いています。ただし、厚すぎると網戸の開閉が困難になるため、隙間の幅に合った厚さを選ぶことが重要です。一方、モヘアタイプは毛が柔軟に動くため、網戸の開閉の動きを妨げにくいという大きなメリットがあります。網戸の上下や、開け閉めする側の縦フレームなど、可動部分に生じた隙間に最適です。毛の密度や長さにも種類があるので、隙間の大きさに合わせて選びましょう。毛足が長すぎると抵抗が大きくなり、短すぎると隙間を埋めきれません。テープを選ぶ際には、耐候性や耐久性もチェックしたいポイントです。屋外に面した窓に使われるため、雨や紫外線に強い素材でできている製品を選ぶと長持ちします。また、粘着テープの強度も重要です。貼り付ける面の材質(アルミ、木材など)に合ったテープを選ぶことで、剥がれにくくなります。購入前には、必ずメジャーで隙間の幅と長さを計測し、メモを持って売り場に行くことをお勧めします。正しいテープ選びが、わずかな投資で大きな快適さをもたらしてくれるのです。